2019-06

巫夏希様作品

花と少女

少女には、不思議な力がありました。 それは、彼女の手が触れた場所に花を咲かせるという能力でした。 彼女の力を見たマスコミは、彼女の力を大々的に取り上げました。 彼女の力を見た科学者は、彼女を調べようとしました。 しかしながら、それは適いませんでした。
翼 翔太様作品

不幸見のヴィーゼ

雪のように真っ白な草原がどこまでも続き、満天の星がちかちかと輝いている。そんな夜の白い草原をヴィーゼはどすどすと歩いていた。 「なによなによっ、お父さんとお母さんのばーかっ」 ヴィーゼは手で思いきり白い草を薙ぎ払いながら進む。
遊佐堂様作品

ひとりぼっちの最終地点

いつから私は旅を始めたのか。それを思い出せなくなった。物心がついたときから私は旅をしていた。赤ちゃんや子供の時はさすがに一人で旅はできなかった。ぼんやりとした記憶だけが残っているが、かつては誰かと一緒に旅をしていた。顔もおぼろげ、声も覚えてない。覚えているのはなんとなく優しい人だったことだ。幼かった私が一緒にいた人を見上げると、相手は必ずあたしを微笑んでくれた。
さざの、様作品

君が、童話になる前に

「…先生? 何故、私はこんな森へ…?」 彼女は現実を閉じられたことに瞠目し、最後の扉の亀裂へ指を触れたが、もうそれは縫い留められて消えてしまった。 ――とはいっても、この扉を作ったのは私自身なのだが。
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