句礼字頼太様作品

句礼字頼太様作品

狼男の願い事

夜の帳が降り、空には月が昇っていた。  人の気配がまるでない草原を、一人の男が歩いていた。 「ああ、また満月の晩が来てしまった」  深い溜息とともに肩を落とす。見目麗しい青年だったが、何かを恐れるように暗い表情をしていた。
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